――…月明かりの下
軋む柔らかなベッド、汗ばむ手で握り締めるシーツ。
溶けあうように、お互いを貪ってゆく。
ここは二人だけの“楽園”
かずみ様
「ッ……あ、…アアァ！！」
後ろからの激しい突き上げに、たまらなくなり、耐え切れずに両腕がくだけて、
高耶の上体が乱れたシーツに埋まる。
「……後ろからされるとそんなにイイ？」
直江は力をなくした高耶の腰を引き寄せ、臀部だけを高くあげさせる。
「や……ツ！」
羞恥に逃げをうつ高耶の体を両腕で支えて、直江は腰の動きを穏やかなものにかえ、
己と高耶が交わる、接合部分を欲情に濡れた瞳で熱くみつめる。
「あなたの中に…俺がはいっている…」
ゆっくりと身体をひきながら、直江は卑猥にひろがって、男をくわえこむ高耶の秘部を見つめ続ける。
「んん……ッ…なおえ……」
からみつく視線が電流のように、みえない愛撫となってソコを刺激する。
双丘を割るように、大きな手のひらで高耶の秘所を広げ、自分をいっぱいにくわえこんだ穴を、
直江は舐めるように観察する。
「もっと…よくみせて……」
羞恥に強く収縮をくりかえす高耶の後穴から直江はゆっくりと己を引き抜いた。
「や……っ」
抗議するようにあげられた声を無視して、直江は両腿をつかんで高耶の脚を開かせると、
さっきまで自分が入っていた部分にゆっくりと顔をちかづけた。
「…まだくちが開いてますよ……」
高耶の羞恥をあおるように。
大きすぎる直江のモノのせいで抜かれても閉じきれない高耶の穴の様子を、
息がかかるほど近くで、口にする。
「ヤ…なおえ………ッ……！」
過ぎる羞恥に震えながら、涙声で男に訴える。
先程までの激しい注挿に、しびれのように残る熱が内壁をうねらせる。
ただでさえ熱い襞が男の視線に焼かれて燃えるように熱く感じる。
次に何をされるか、分かっていて、期待に収縮を繰り返すソコに、男はからかうように息を吹きかける。
「もっと、感じさせてあげる……」
いいながら直江の舌先が小さくひらいた恥穴の入り口をなぞる。
「ヒ……ッ、ああぁぁ……！」
キツすぎる快感に高耶の口からこらえきれずに悲鳴のような嬌声があがる。
「………ココ、きもちいい……？」
感じてヒクヒクと蠢く高耶のナカを舌で直接舐めてやると、支えている高耶の腰がカグカグとゆれ、
応えるように直江の舌を強く締め付けてきた。
「…んんっ！あぁ……いいっ、なお…っ、アアッ！」
深く舌を差し込んで、熱く震える高耶の内部を舐めまわす。
直江の唾液と交じり合った高耶の蜜液が卑猥な音を立てて穴から溢れ、尻の割れ目を流れていく。
「なおえっ！……あ……っ、ああ…ソコ……んっ…」
直江はとがらせた舌先で中にある高耶のイイ場所を抉るように舐めていく。
感じて、キツク締め付けてくる高耶のソコに、押し出されそうになりながら、
男は熱心に舌と唇で愛撫をくりかえす。
「腰…もっとあげて…」
後穴から少しだけ舌を離して、低くかすれた声で高耶に命令する。
「……ん………ッ」
羞恥に染まる顔をシーツに埋めて、高耶がゆっくりと腰をあげていく。
「もっと…俺に触れるくらいあげて……そう、いいですよ…」
あふれた唾液と粘液でしとどに濡れた高耶の穴が直江の唇に押しつけられる。
ご褒美を与えるように軽く吸ってやると、それだけで高耶は敏感に身体を揺らした。
男は唇を離し、左手の中指と人差し指を高耶の中に差し込むと、穴を広げるように開いて中を覗き込んだ。
「………もっと…乱れていいから…俺にあなたを全部みせて」
いいながら、赤く充血した内部に舌を這わせる。
「――――ッ！！」
再び体内に、男の熱い舌が入ってくる。
２本の指で開かれた穴は、男の侵入を容易に許し、今までよりも更に深く入りこんだ舌先が、
高耶の奥を自在に攻めはじめる。
こんなに恥ずかしい格好で、カラダの中を舐られる。
羞恥でどうにかなってしまいそうなのに、きもちよすぎて自分が止められない。
いまだ触れられていない高耶のペニスは、あふれる先走りをねっとりとシーツにたらしていた。
「ひ…っ、あ、ああっい…なおえっ！なお…」
無意識に男の名前を呼ぶ。名を呼ぶだけでカラダがどんどん熱くなる。
卑猥な呪文のように。
繰り返すほどに理性の鎖が解かれていく。暴走する。とまらない。もっと、もっとして欲しい。
自慰なんかじゃもうイケない。心も、カラダも、すべてを求められて、愛される。
こんな愛撫を覚えてしまったらもうダメになる。
恥ずかしいのに、嬉しくて。
もっと深く求めて欲しくて、声も、揺れる体も、止めることができない。
「なお……っ、……い、ん、はぁ……あ、あ………」
流しこまれる男の唾液が、媚薬のように。おくの奥まで届いて、ふかく、高耶を侵す。
シーツを必死につかみながら、腰から伝わる快感を散らすように、高耶はなんども頭を振った。
中指で前立腺を執拗にいじられて、目の奥が熱くなる。
「ああぁ…ッ、ン、んんっ……め、でる……っ」
高耶の後穴を伝って流れてきた粘液が一筋、熟れた果実の裏筋を撫でながら降りてゆく。
雫が先端にたどりついて、敏感な窪みをたどってシーツに落ちる。
刺激に、ヒクリと締め付けてきた高耶のソコに噛み付くように口付けて、
男は舌を抜きかわりに深く、指を差し込んだ。
「や、でる……っ、！ア、――――ッ！！」
強すぎる快感に、高耶が声にならない悲鳴をあげる。
背筋をしならせて、高耶が絶頂を迎える。
張り詰めた高耶のペニスが、ビクビクと痙攣し、シーツに白い液体をまきちらした。
【Precious 1】 【かずみ様】よりの頂き物小説
＜管理人コメント＞
お友達からの頂きものです。素晴らしいエロだわ〜ｖ
頂いた時の私の興奮度はすごかったです（笑）、悶えました。
「や…ッ」だなんて！いや〜んｖなんてかわいいひとなんだ、あなたは！（直江口調）。
